静岡県浜松市中央区の[浜名湖舘山寺温泉]にあるペットホテル＆トリミングサロンです。
浜名湖周辺や舘山寺温泉にお泊まりの方や、浜松の方が遠方へお出かけの際のわんちゃんの宿泊・お預かりを行っております。

犬は　出身地によって　暑さ　寒さ　への　気温の耐性が違う。

わんわん美容室トリマーSHINコラム

 

「俺さ、北海道出身だから　寒いのは結構　耐えられんだ。」

「私は　沖縄出身だから　だいたいの暑さには　強いのよ！」

いろいろな地域から　人々が集まっている場所では

こういう会話も　結構ありますよね。

実際　わんちゃんの場合　どうなんでしょう？

ある　張れた　昼下がり　うららかな　春の気候

公園には、　様々な　わんちゃんが　集まっています。

いろいろな種類のわんちゃんがいますよね。

 

ある犬が　気持ちよさそうに言いました

「今日は、暑くも　寒くもなくて　ちょうどいいね！」

その隣の犬は　ちょこっと　怪訝そうな顔です。

「そう？　ちょっと　肌寒くない？」

その向こうでは　ハァハァと舌を出してダルそうな犬がいます。

「まじで？これ以上の暑さは勘弁してほしいよ。」

 

さっきの2頭の犬が顔を見合わせて「え？ここ　そんなに暑い？」

 

この三頭の犬の会話からもお分かりの通り

同じ場所の状況でも

こうも　体感温度が違うのは

被毛（コート）や　呼吸機能の状態も関係あります。

出身地によって　気温への耐性が　異なってくるからです。

 

どういうことかと言いますと

北側（方面）の寒冷地出身の犬の多くは

ダブルコートという　二重構造の　被毛（コート）をまとっています。

基本となる毛　オーバーコート

密生して　防寒効果の高い　アンダーコート　この二種類の毛が

皮膚を守っています。

 

その一方　南国出身（温暖・熱帯地域）の犬は

比較的被毛が少なく

一枚仕立ての　シングルコートの犬種が多いのです。

 

厚着の犬と

薄着の犬。どちらが暑さと　寒さに強いか？

よくわかりますね？

 

だから　出身地　原産地　によって　暑さ　寒さ　気温への耐性が　変わってくるのです。

 

 

また犬は　人間と違って

汗腺がなくて、

体温コントロールは　主にマズル（鼻口部）で行っています。

 

暑いときには　汗をかかない代わりとして

舌をハァハァ　と出して　体温を下げているのです。

 

そのマズルが短い　短頭種（パグとか　シーズーとかですね）や

また、循環器や、　呼吸機能が　病気などで　低下している犬　わんちゃんは

体温調節が　得意ではありません。

つまり　呼吸機能が低い　わんちゃんは

かなりの　暑がりさんと言えるでしょう。

 

ただ、暑がり　寒がりにフォーカスしすぎでもよくないですね。

体力や　免疫力の低い　超小型犬は別にして、

犬は　本来　環境への順応性という点では

かなり　優れた動物といえますから

熱中症の心配のない範囲なら

暑さや　寒さなど　外の空気も　体感させていくことも

動物として　大切なことですよね。

 

わんちゃんの特性や　習慣を　知って

よりよい　ペットライフを送ってくださいね。

 

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トリマーSHIN